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英語で子育て

英語力ゼロの子供が海外生活2年8ヶ月で英語力が驚くほど伸びた5つの理由。

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教科書

アメリカの現地校で一から鍛えられた娘の成績は帰国時(9歳)には学年でトップレベル。環境次第で3年程度の居住でも英語力アップが望めます!娘の実態や取り巻く環境から考えられる5つの理由をお話しします。

1. 日本語運用能力が高かった

外国語を習得する上で大切なのは母語。娘の場合、年齢の割に日本語運用能力が高かったのだと思います。

日本語運用能力とは、「聞く」「読む」「書く」の3技能を土台として日本語を使って問題を解決する力のこと。

特に高度な作業である「書く」に関していえば、娘はすでに4歳の頃からひらがなを書いて使っていました。

保育園の様々なお友達に毎日手紙を書くことが娘の中で習慣化されていたのです。

話しかけることがちょっぴり苦手だった娘は、お手紙を書いて手渡しすることでお友達との距離を縮めていきました。

お友達と仲良くなりたい一心で覚え始めたひらがな。

鏡文字はありましたが、一人で書けて使えるようになったのです。

4歳にして、言葉が人と繋がるための道具とわかっていたとしたら感心せざるを得ません。

2. 娘の性格

娘は温厚そうにみえますが、実は負けず嫌いな性格です。

日本の保育園では身長も人並み以上、手先も器用でおしゃべりも上手。

何一つ困ることはありませんでしたが、現地校に入った途端、一気にその自信を失いました。

当然のことながら、クラスメイトとの会話には全く入れず理解もできず。辛かったと思います。

また、心無いクラスメイトが娘が英語がわからないことをいいことに、嫌なことを言ってきたりして散々嫌な思いもさせられました。

だからこそ、言葉ができなければここでは生きていかれないと感じたのか、負けたくないと思ったのか、

毎日学校から、ありとあらゆることをスポンジのように吸収してきたように感じます。

その後、娘の努力が実り、先生からは学習意欲が高く娘の学習態度は模範的だと認められ、次第に学校の成績へと結びついていくことに繋がっていきます。

3. 日本語を使う環境が家以外なかった

娘の学校は9割以上がアメリカ人。日本人は娘ただ一人でした。
よって、朝8時から帰りの14時半ぐらいまでの約7時間、娘の頭の中は英語一色。
言語をつかさどる脳の一部分をフルに活用できていたことは想像に難くありません。

「学校終わりに迎えに来た私を見た瞬間、頭が日本語に切り替わる」と娘が話していたことは今となっては懐かしい思い出です。

4. とにかく親も英語を使った

海外生活において親の姿勢が大切です。

特に娘はアメリカ在住初年度、放課後遊べる友達が1人もおりませんでした。遊びを通して英語を学べる環境とは程遠いものでしたので、これはいけないと思い、なるべく家でフォローするよう努めました。

そこで積極的だったのは父親です。

家でも頑張って、娘と英語で会話をするのでした。

母親はというと、娘の日本語力の低下と混乱を招くことを懸念して日本語で対応。

ゲームをするときだけ家族で英語を使いました。

また、友達になった外国人(大人)を家に呼んで、学校以外でも英語を使う機会を作ったり、親が英語で友達とコミュニケーションしている姿を意識して見せていました。

5. 読書習慣

娘はとにかく本を読みました。なぜなら、アメリカの小学校では子供達が読書をすることを、ほぼ矯正的に行われるからです。

アメリカでは、読書が語彙を増やしたり物事への理解力や思考力を高めることが明確化されており、読書時間に比例することもデータ化されています。

娘の学校も例外ではなく、1日に家で最低30分の読書をすることを約束する誓約書を書かせられたくらいです。

遠足がある日にでさえ、学校で30分間読書をした話を娘から聞いた時には、日本の学校との違いに本当に驚かされました。

何はともあれ、国をあげて推進されている子供の読書習慣が娘の英語力の基礎を作ったことに疑いの余地がありません。

まとめ

娘の場合、渡米した時期が6歳だったこともあり、今となっては外国に触れる時期としては最適だったと思います。

周りの子供たちも年齢的に無邪気ですし、お互いに言語習得過程にありますからなんとか食いついていかれたのでしょう。

ご家庭の環境、居住地、諸々の事情の違いがあるかと思いますが、参考になる部分があれば幸いです。

 

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