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【アメリカ現地校】1年間のスケジュールは?学校行事と保護者の関わり方

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アメリカの小学校における1年間のイベントスケジュールや、押さえておきたい学校行事を紹介しています。

年度始めに向けて

アメリカでは、学年が始まる前に担任の先生との面談があります。

先生が子どもの実態を把握したり、送迎方法の確認、必要書類の提出などが主な内容です。

わからないことや不安に思っていることがあれば、この機会にはなんでも先生に相談することができます。

アメリカでは、家族や保護者、兄弟姉妹全員を引き連れて子どもの面談に臨む家庭が多いです。

【ポートレイト撮り】

面接の同日、あるいは別日には「year book ( 年鑑 )」の自画像撮影もあります。アメリカの毎年恒例のイベントです。

日本では自画像撮影と言ったら卒業生のアルバム用と思い浮かべがちですが、アメリカの場合は全校児童で構成されたものを毎年制作します。

購入は希望者のみ。年度終わりに毎年配布されました。

ポートレイトの際の服装は、学校にドレスコードがあればそれに従います。

ちなみに娘の学校はドレスコードはありませんでしたが、

男の子は「襟付きのシャツ」女の子は男の子よりはラフで、「お気に入りの1枚」と思われる服で撮影されているお子さんが多かった印象でした。

9月  年度始め

アメリカの学校は9月始まりです。

始まって間もないですが、新学期の始まりを祝うかのごとく、先生と保護者によるイベント ( Fan Night )が開催されました。

Last nameの最初のアルファベットで持ち物分担をします。AからKまでの人がおかず系( dish)で、LからZまでが(dessert/ salada) といった具合です。

ポットラック形式で、校庭一面でピクニックをしたりゲームをしたりして遊びます。

10月 Halloween /ハロウィーン

ハロウィーンは10月31日。学校によっては仮装して登校できたり、クラス内でハロウィーンパーティをするところもありますが、ハロウィーンとの関わり方は学校に問い合わることをおすすめします。

理由は、学校によっては、宗教の多様性を配慮してハロウィーンの仮装やパーティーができない学校もあるからです。

宗教の多様性を配慮してのことでした。

娘の学校では、仮装は禁止されていたので、パンプキン色の服を着るなどして、ハロウィーン気分を味わったりする子どももいました。

何も知らずに当日はりきって仮装をしてきた子はコスチュームのままでは授業を受けられず、別室で着替えるということもありました。

11月 秋の面談 / Fall conference

秋には2度目の面談があります。新学期から3ヶ月までの様子を先生と保護者が共有する機会です。

子どもにもよりますが、話の中心は、学習面です。

紙面のデータをもとに、得意な部分や今後伸ばしていきたい面などの話をしていきます。

アメリカの学校生活1年目は、学習面もそうですが、アメリカの小学校への適応がどの程度できているのかが重要なポイントです。

12月 クリスマス & Winter Break

アメリカでは、クリスマスが近づく頃になると、子どもたちから先生にクリスマスカードとチョコレートを贈る習慣があります。

低学年を受け持つ先生は、子どもたちにカードを書く機会が多いので、カードセットが喜ばれることも。

我が家の場合は、無難に、クリスマスカードとチョコレートを、担任、ELSの先生、前の学年の担任に渡していました。

どの先生も喜んで受け取ってくださいました。

冬休み期間は2週間ほどで、1月に入るとすぐに授業が始まります。

1月 ブックフェア / Book fair

1月になると、アメリカの祝日が減り家族イベントが少なくなるので、学校行事が盛んになっていきます。

娘の学校は、とにかく本をたくさん読ませる学校だったので、自由に手にとって好きな本を試読できるブックフェアの開催が多かったです。

買った本は、自分用に買うばかりではなく、学級文庫を充実させるために先生に寄付するコーナーも用意されていました。

こういった学校終了後に行われるイベントは、保護者からボランティアを募って開催されます。

2月 ファンナイト/ Fan Night

ファンナイトの内容は、その年よって異なります。ポップコーンを片手に映画を見たり、DJ を読んでダンスパーティーが開かれたり、サイエンスラボなどが行われたこともあります。

3月 春の面談 & Spring Break (春休み)

3月には、面談とSpring Breakがあります。

3度目となる面談。話題の中心は、前回と同じく学習面と友達関係についてです。前回の面談時と比べて変化が見られた点、改善点などの話がなされます。

我が家の場合ですが、リーディングスキルの伸びは期待以上だったものの、半年経っても英語での発話は一度もなく、友達とは一緒にはいるが、常にだまっているという現状を聞き、子どもにとっては、いまだ学校が安全な場所ではないのだ、と心を痛めたことを覚えています。

Spring Breakは、1週間ほどのおやすみです。

4月 & 5月 春を楽しむ行事 & 学年末テスト

学校シーズンの終盤には、さまざま行事が行われます。

例えば、「先生への感謝週間」では、先生に感謝を伝えるイベントとして、生徒や保護者がメッセージカードを送ったり、ささやかなギフトがプレゼントします。

「Field Day」では、学校の校庭で競技やゲームを楽しみます。

その他にも、戦没者を追悼する「Memorial Day」,母の日「Mother's Day Projects」、そして春のコンサート「Spring Concerts」などがあります。

また、この時期には、多くの学校で学年末テストが行われます。

5月下旬から6月始めに学年が終了。Summer Vacationへ

学年の最終日。アメリカでは日本のように「始業式」や「修了式」などはなく、いつも通りたんたんと終わります。

しかし、節目となるこの日ばかりは学校に足を運ぶ家族の姿も多く、1年間元気に学校に通った子どもたちを讃えます。担任と子供が記念写真を撮っていたり、保護者が挨拶したりと和やかな雰囲気です。

夏休みは、6月、7月、8月の3ヶ月間。この間子どもたちは、サマーキャンプやテーマに特化したキャンプ(音楽、演劇、スポーツ、STEM)に参加したり、地域の無料プログラム、ボランティア活動をしたりして過ごします。

家族旅行を楽しむ方もいますが、アメリカ人は行き先が遠くても車で移動する方多いです。

1年目を振り返って

アメリカの学校は9月から5月までの9ヶ月間。長いようで時はあっという間に過ぎてしまいます。1年目の学校生活は親も子どもも初めてだらけですし、子供は言葉の壁や文化の違いになれるのに必死でよく諦めずに1年通い切ったと思います。

学校生活を充実させるために親ができることといえば、できるだけ学校行事やボランティア活動に参加することです。

特に学校のこういった活動にはPTO (PTAみたいなもの) の関係者がとりしきっていますので、顔を覚えてもらえると気にかけてもらえることが多く、子どもに対しても有利に働くことが多かったです。

ボランティア活動への参加がおすすめです!

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