「~するには十分な年齢だ」の使い方を類似表現と比較しながら説明します。
「~するには十分な年齢だ」を表す英語表現は、形容詞 + enough to ~ を使って以下のように表します。
この表現は、何かをするにあたり年齢を満たしているだけではなく、その行動をするのに十分な能力や状態であることを示しています。
<例文>
My son is in junior high school, and I believe that he is old enough to use a smartphone because he can manage his time by himself and study every day. Also, he sticks to his bedtime routine.
「息子は中学生だけれど、スマートフォンを使うのに十分な年齢だと思ってるの。彼は自分でスマホを使う時間を制限して、勉強し、寝る時間を守っているからね。」
話者は、息子がスマホを持つには少し早いかもと思いつつも、(スマホ漬けにならずに)自己管理する能力がある、つまり息子がスマホを持つに値する年齢だと言っています。
・stick to~ → 守る、 固執する
<類似表現 the right age to ~ >
また、old enough to ~ の類似表現に、 「the right age to~ (~するのに適切な年齢だ)」があります。こちらは、年齢的にその行動をすることは適切だという意味で使われますが、年齢だけを強調して、十分な能力や状態であるとは限りません。
My little daughter is the right age to ride the 'Snow White and Seven Dwarfs' attraction, but she might be too scared to enjoy it because it's very dark inside.
「娘は'白雪姫と7人のこびと'に乗るのに年齢的には適切かもしれないけれど、もしかしたら暗さが怖すぎて楽しめないかもしれないな。」
この表現は、年齢的には問題ないが、暗さが怖くて乗れないかもという不安をうまく表現しています。実際にこのアトラクションが苦手なお子さんは多いですよね。
最後にまとめると、以下のとおりとなります。
old enough to~ → 何かをするとき、年齢だけではなく、十分な能力や状況が整っている
the right age to ~ → 何かをするとき、年齢的には良いタイミングだが、能力や状態が十分ではないかも
ニュアンスの違いを掴んで、正しく使い分けたいですね!