「ほとんどの日本人は~する」のほとんどを表す英語表現、時々混乱しませんか。使い方や間違いやすい点を解説します 大多数の人がその傾向にあることを示す場合や、全てではないけれど半分より多くて、70%から90%ぐらいを満たすような事柄を表すとき、英語では次のように表現します。
<例文 1>
A: I'm surprised that most junior high school students have their own smartphone lately.
B: Really?! If I were a junior high schooler now, I probably wouldn't be able to use it well.
A: Me neither!
A: 最近、ほとんど中学生が自分のスマートフォン持っていることに驚いてるよ。
B: ほんとに!? もし今私が中学生だったら、たぶん、うまく使いこなせないだろうな。
A: 私もできない!
・If ~ were, I wouldn't ~ もし~だったなら、~しないだろう。(仮定法)
<例文2>
A: What are the traditional customs in your country?
B: On New Year's Day, most Japanese people visit shrines to pray for a good year.
A: That's interesting!
A: あなたの国の伝統的な風習は何?
B: 元旦に多くの日本人は神社に行って、良い年になるように祈るんだよ。
A: それは興味深いね。
<比較して意味を確認 >
次に、Most + 名詞に似ていて混乱しやすいフレーズをあげます。まずは、Most +名詞の例文です。
①Most young guests at Tokyo Disneyland wear Disney character headbands.
東京ディズニーランドに来ているほとんどの若いゲストは、ディズニーキャラクターのカチューシャをつけている。
②Most of the young guests at Tokyo Disneyland wore Disney character headbands.
東京ディズニーランドに来ている、ほとんどの若いゲストは、ディズニーキャラクターのカチューシャをつけていた。
①はMost + 名詞なので、『若い年齢層の人々は、カチューシャをする(傾向がある)』というざっくりした意味合いです。
一方、②のMost of the 名詞は、特定の何かについて説明するフレーズです。『東京ディズニーランドに来ている、ほとんどの若いゲストはディズニーキャラクターのカチューシャをつけていたよ。』と、発信者が実際にディズニーランドで目にした様子を表現しています。
Most + 名詞とMost of the 名詞とでは、伝わることが異なるので区別して使う必要があります。
最後に、クイズです。それぞれの文の意味を明確に捉えることができますか。
①Most guests buy popcorn at Disneyland.
②Most of the guests bought popcorn at Disneyland.
答え)
①ディズニーランドでは、ほとんどのゲストがポップコーンを買う。(傾向にある)
②ディズニーランドでは、(そのとき、そこにいた)ほとんどのゲストがポップコーンを買っていた。
と、なります。
以上、混乱しやすいMostの使い方についてお届けしました!