「invest」と「invent」は、スペルがほぼ同じで紛らわしい単語です。みなさんは、この2つをどのように覚えていますか。
単語の覚え方はいろいろありますが、今回は、例文、単語のイメージ、語源、そしてこじつけや語呂で覚えるの4つの方法で紹介します。
<1. 例文で覚える>
・Thomas Edison invented the light bulb. (トーマス・エジソンは電球を発明した。)
・My husband invested $2,000 in stocks. (夫が2,000ドル投資した。)
例文選びは事実に基づいたもの、歴史、そして自分にとってわかりやすいものがいいですね。英文は感覚的にすらっと出てくるまで暗唱します。
<2. 単語のイメージで覚える >
単語のイメージとは、語源、現在の使われ方、そして比喩的な発想の3つの要素から作られます。それらを組み合わせると、それぞれの単語は以下のイメージとなります。
・invest(投資する)→ エネルギーを注ぎ込むイメージ
・invent(発明する)→ 何もなかったところから新しいものを発見するイメージ。
in +vent →ventは、 通気口や排水口といった意味があるので、その管を通って何かが出てくるというイメージが持てれば、「出てくる、生まれる」→発明する、の意味につながりやすくなりますね。
<3. 語源から覚える>
語源から覚えるとは、単語の成り立ちを基にして単語の意味のイメージを捉えることを言います。
invest(投資する)→ in (~中に)+ vest (服を着せる) → 見せかける、よく見せる、誇張する
invent(発明する)→in (~中に)+ vent ( 来る) → 頭の中にアイディアが来る→アイディアが浮かぶ
単語の語源を知ると、初めて出会った単語の意味をなんとなくわかるようになり、他の単語も効率よく暗記しやすくなるので便利です。
<4.こじつけや語呂で覚える>
混同しやすい単語は、語源やイメージを使ったりして、こじつけや語呂で覚えるのも効果的な方法です。
・invest 投資する (in + vest)→ お金を投資した日はvest(ベスト)を着ていた。
・invent 発明する (in+ vent)→ vent(排水口) の掃除用具をついに発明した。
最後にinventの覚え方について。
もし、ご覧になっている方の中に、クラシック音楽に明るい方やピアノを習っている方がいらっしゃれば、『Invention インヴェンション』で覚えてはいかがでしょうか。invention は inventの名詞で、創意・工夫・発明という意味をもつからです。