「house/ 家」は、普段からあたり前に使っている馴染み深い名詞の1つですが、実は動詞としてもよく使われています。
houseの動詞は、収容する、所蔵するの意味があります。何か大きい建物や施設が、物を保管したり、一時的に人に住む場所を提供するニュアンスです。
＜例文1＞
The hospital housed many people during the Covid-19 pandemic.
その病院はコロナが流行したときに、大勢の人々を収容していた。
＜例文2＞
The MoPOP in seattle houses a collection of globally famous pop culture items..
「シアトルにあるMoPOPには、世界的に有名なポップカルチャーのアイテムがたくさん所蔵されているんだよ。」
「house」は、個人的な行動には不自然
一方、個人的に何かを保管したり、人を一時的に住まわせることはhouseのニュアンスとずれがあり、不自然に感じられます。
△ I housed my friend who missed the last train.
［終電を逃した友達を泊まらせた(住まわせた)。］
△ Since my house ran out of a space, I housed a collection of my records in the strage at my parents' house.
［部屋のスペースが無くなったので、実家のストレージにレコードのコレクションを保管した。]
この場合は、house ではなく、put up(泊まらせる)、 store や keep (保管する) の方が適しています。
名詞だけではなく、動詞としても使われる名詞
houseのように名詞だけではなく、動詞としてもよく使われている単語をいくつか紹介します。
【Place】
名詞 )This country is my favorite place in the world.
この国は世界の中で私のお気に入りの場所です。
動詞) Please place the order.
注文を確定してください。
【Book】
名詞) There are many books on my shelf.
私の本棚にはたくさん本があります。
動詞) I need to book a room at a hotel.
ホテルの予約をする必要があります。
【Point】
名詞) This is a good point!
良い指摘ですね！
動詞) You shouldn't point at people.
人に指差ししてはいけないよ。
上記のように同じ単語が名詞と動詞で使われているものは、まだまだたくさんあります。意味は異なるものの、共通のイメージはありますよね。
本日は、名詞としてだけではなく、動詞としても使われている意外な単語、「house」についてお届けしました！