「世界中で」という英語表現はいくつもあり、どれを使うか迷うことはありませんか。よく使う表現のニュアンスの違いを紹介します。
「世界中で」を表す英語表現でよく使われるのは以下3つ。
すべて同じような意味を持つ表現ですが、それぞれ異なるニュアンスを持っています。
<all over the world>
McDonald's stores are all over the world.
(マクドナルドは世界中にある)
The COVID-19 pandemic affected people all over the world.
(コロナのパンデミックは世界中に影響を与えました。)
The internet connects people all over the world.
(インターネットは世界中の人々をつなぎます。)
all over the worldは、何かが世界に点在している様子や、世界中のあちこちに何かが広がっていくニュアンスを持ちます。
<around the world>
around the world は all over the wolrdと同じ意味合いで使われることが多いですが、特徴的なニュアンスも持っています。
Many backpackers dream of traveling all over the world.
(多くのバックパッカーは世界中の『あちこちを』旅することを夢見ている)
→ Many backpackers dream of traveling around the world.
(多くのバックパッカーは世界を『ぐるっと』旅することを夢見ている)
世界一周をするというときには、around the wolrdが使われることが多いですね。aroundから動作の方向性が感じられます。
<in the world>
Mount Everest is the highest in the world.
(エベレストは世界で一番高い山だ)
There are over 7 billion people in the world.
(世界には70億人以上の人がいる)
This is the best coffee in the world.
(これは世界で最も美味しいコーヒーです)
in the world は、世界という「範囲」の意味で捉えるとわかりやすいです。また、~の中で1番~だの意味を表す最上級の文で形容詞と合わせて使うことも多いです。
all over the world , around the world, in the world のそれぞれの持つ異なるニュアンスを捉えて、文脈に合わせて使えるようにしたいですね!